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浄土真宗本願寺派 託念寺

245号 感話:であいのよろこび [ 令和7年5月6日 ]

花咲く 5月

245号 感話:であいのよろこび  5月GW のスタートです。気候もよく、どこに行っても色とりどりのお花が咲いていて楽しめます。長岡市花まつりが5月こどもの日に開催されますが、まさに「フラワーフェスティバル」です。


お取越報恩講参拝御礼

245号 感話:であいのよろこび お取越は浄土真宗寺院の最も大切な行事です。親鸞聖人のご命日(1月16日)に全国で一斉に報恩講を勤修するのではなく、日をずらして(ご命日を取り越して)地域のご寺院が協力して賑々しくお勤めできるように設定され、託念寺は昔から4月19日と決めて行っています。右の写真はその様子ですが、お御堂のお内陣の構造もそのように作られていることが分かります。今年も元上組7ヵ寺のお坊さんによってお正信偈がお勤めされました。勤行に続いて本願寺布教使真敷祐孝さん(宮関雲外寺住職)からご法話をいただきました。
 「煩悩にまなこさえられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて 常にわが身を照らすなり」のご讃題をいただきました。人間のものの見方に「物を中心にした見方:価値の計量」と「心を中心にした見方:意味の感得」があります。近年は何でもお金に換算して価値を表現する傾向が強まっています。真敷さんのおっしゃる「意味の感得」に宗教の大切さを思いました。私たちは普段から「コメを食べる」とは言わずに「ご飯をいただく」と言って手を合わせています。「ご恩」についても、意味の中心は「知恩」「感恩」であり、有り難さを知ることだと説明くださいました。「お陰さま」は目に見えないけれども、私たちにはたらいている大いなるものに気づかされて発せられます。金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」にある有名なフレーズ「見えぬけれどもあるんだよ」「見えぬものでもあるんだよ」をご紹介くださったときには、心から嬉しく思いました。参拝された多くの皆様とご一緒にご聴聞させていただき、御礼申し上げます。


境内冬囲い外し御礼 災害義援金・子どもの笑顔のために募金 報告と御礼

245号 感話:であいのよろこび 3月30日 早朝から多くの方にご協力いただきました
ありがとうございました。


 能登半島地震災害義援金(5)
募金額:40,787円(4月18日)
累計で272,728円となりました

子どもの笑顔のために募金
募金額:17,098円(4月18日)
本願寺にお届けいたしました
ご協力ありがとうございました


感話 であいのよろこび

245号 感話:であいのよろこび  報恩講が終わって数日後、長野教区飯山組仏教婦人会研修会でお話しする機会をいただきました。飯山組組長は井上慶真さん(正行寺ご住職)、仏教婦人会会長は山﨑秀美さんです。飯山へは十日町を通り信濃川から千曲川へとつながる川沿いの山間道路を走って行きました。飯山市に入ると道沿いの菜の花と満開の桜が見事でした。飯山は昔から長岡に深いご縁をいただいています。
 私にとっての金子みすゞさんの詩はいつも唄が伴っています。「星とたんぽぽ」も「私と小鳥と鈴と」も「さびしいとき」「こだまでせうか」・・・これらの詩に、山﨑浩さんが曲をつけられ、秀美さんと歌われた歌がセットになって聞こえてきます。であいは、もう20年近く前になります。本願寺派保育連盟の全国園長研修会が軽井沢で開催され、当時園長だった坊守と二人ででかけました。先生方お二人の歌声に魅了されました。出遇(であ)いはいつもたまたまで、不思議に満ちています。このであいが私の坊さんとしての活動をどれほど豊かなものにしてくれたでしょう。託念寺親鸞聖人750回大遠忌では「金子みすゞの歌 記念コンサート」にお越しいただき、であいの喜びに満たされました。そのときの記念写真が、700回大遠忌法要(昭和39年)の写真と並んで本堂に飾られています。その後も元上組さわやか講話会、保育連盟まことの保育研修大会、新潟教区仏教婦人会総会そして長岡市手話サークルの創立40周年記念コンサートでお世話になりました。このたびの研修会でも山﨑秀美さんのおられるところで「私と小鳥と鈴と」を手話つきで歌わせてもらいました。歌は下手でも心を込めて歌えば伝わると思います。参加の皆さんにとっては初めての手話であるのにほとんど全員の方と手話の大合唱ができました。聞こえない子どもたちへの教育に携わったことを含め、私自身が不思議な出遇いを重ねて現在に至っています。感謝合掌


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