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浄土真宗本願寺派 託念寺

138号 感話:アメリカ雑感 [ 平成28年6月5日 ]

長岡市仏教会花まつり喜捨御礼  本願寺たすけあい募金熊本地震災害義援金御礼

138号 感話:アメリカ雑感  いつもさまざまな活動にご協力をいただいてありがとうございます。長岡市花まつりではたくさんのご喜捨(きしや)(寄付)を頂戴いたしました。寺院協賛金も含め総額45,450円を長岡市仏教会にお届けいたしました。
 また、4月14日、16日に発生した熊本地震での被害は熊本教区228ヵ寺はじめ九州全体で305ヵ寺に上っています(本願寺新報5月1日号)。本堂のお賽銭箱にて本願寺助けあい募金義援金をお願いしました。5月下旬に総額 51,473円を本願寺へお届け致しました。

写真は本願寺新報5月1日号からの転載です。


25代専如ご門主 新潟教区ご巡回並びに新潟別院ご巡拝

138号 感話:アメリカ雑感 5月11日、新潟別院本堂が450人の参拝者で満堂になりました。ご門主さまがお言葉を述べられました。法要が終わる頃に雨が上がり、お帰りの際は参道での大勢の見送りに足を止めて写真に収まったり、握手に応じておられました。さわやかな笑顔がとても印象的でした。


感話 アメリカ雑感 託念寺当院 鷲尾顕一

138号 感話:アメリカ雑感  5月の連休を利用してアメリカに行ってきました。今回はロサンゼルスを経由して、グランドサークルと呼ばれるいくつかの国立公園をレンタカーで回りました。珍しく一人旅ではなく、現在アメリカ在住の友達と2人です。ロサンゼルスから始点となるフェニックスまで1時間半のフライトを経てようやくスタート地点です。ここで友人と合流してレンタカーを借り、目的地へ向かいました。
 今回のルートには街中以外ほとんど信号はありません。速度制限の道路標識のみでスピードをコントロールしています。真っ直ぐの道が地平線まで続いていて、ほとんどストレスを感じることなく運転できます。この真っ直ぐの道、カーブに差し掛かるまで何キロくらいか測ってみると、だいたい6kmくらいです。ちょうど前島から長岡くらいの距離なので、託念寺から長岡駅が見えているようなものです。こんな土地で生活していれば、日本で感じる余計なストレスがないのだろうなと思い、またこの土地のアメリカ人が持つおおらかで余裕のある雰囲気というのも納得できました。
今回の旅の最大の目的は、アメリカ先住民・ナバホ族の聖地とされる『モニュメントバレー』へ行くことでした。この地域にある巨大な岩山は何億何千年という時間をかけて風化・浸食されることで、不思議な形となり圧倒的なスケールで存在しています。また世界有数の観光地だけあって、多くの観光客が訪れています。私自身、強い憧れを持ってその地に足を運びました。そして想像を上回るその風景に感動し、言葉で言い表せないような神聖なものを感じました


138号 感話:アメリカ雑感  世界中の「聖地」と呼ばれる場所は巨大な岩石や、特徴的な形をした山であることが少なくないのですが、それは自然に対する畏怖の念に由来していると私は思います。畏怖には、おそれの中に敬意や慎みの意味を含んでいます。あまりに壮大な景色と対面した時、自分はちっぽけな存在だなと感じた経験はないでしょうか?私の場合、これはネガティブな意味でのちっぽけではなく、いい意味での諦めというか、自分が大きなものの一部になったような感覚になるのです。仏教的にいえば生かされているという事に近い感覚です。外国人や他の宗教を信仰する人々が同じ感情を抱くかどうかはわかりません。が、世界中に自然発生的に生まれた聖地があるのは、そこに住む人々が同じような想いを抱いたのではないかという気がします。
 また別の地域の話ですが、セドナという町のカセドラルロックという岩山(これもアメリカ先住民族の聖地)を眺めながら日向ぼっこをしている時の事。見知らぬアメリカ人らしきおじさんが『Beautiful day』と声をかけてくれました。本当にその一言に尽きます。私はただ『yes』と返事をするだけで同じ感動を共有できたのです。文化も思想も違う人々が、同じ風景をみて同じような感情を抱く。それはとても自然なことであり、不思議な事でもあり、喜びであると感じた旅でした。合掌


第16回元上組さわやか講話会のご案内

138号 感話:アメリカ雑感 テーマ: 子ども・若者ご縁づくり
 −スーホの白い馬 馬頭琴のしらべ
   そして子どもたちの歌声−
馬頭琴演奏:デルゲルマーさん
合唱:アソカ・ジュニア
絵本朗読:元上組絵本読み聞かせの会
法話講師:佐々木崇史さん
日時:7月2日(土)午後2時〜 
会場:専徳寺


日曜法座6月5日より  映画「土徳流離」を鑑賞して

138号 感話:アメリカ雑感  さまざまなつながり
 映画館である方に出会った。深澤助雄先生である。1年前に新潟親鸞学会でご講演をいただいた。私は学会の副会長であるからご講演の後お茶接待をさせてもらった。でもそれが初対面であった。そんな出会いであったのに映画館で「鷲尾さん」と声をかけられた。先生のことを私が覚えているのは当然だが、先生が私の名前まで覚えておられるのは「不思議」だった。映画が終わると「良かったね」とおっしゃった。午前中だけの積もりが、全部見ることになったと。私と一緒に行かれた10人の方々も思いが同じだった。帰ってさっそく学会の事務局長に深澤先生に会い喜んでおられたことをメールで伝えた。すると返信は、新潟日報の窓欄に投稿して欲しい、この映画の上映協力をした立場から少しでもPRしたいからと。
 そんなわけではじめて日報に投稿することになり、はじめて掲載された。

写真は6月1日に掲載された新潟日報「窓」の記事です。


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