浄土真宗本願寺派 託念寺のホームページ

浄土真宗本願寺派 託念寺

感和:声が届く [ 平成25年7月5日 ]

梅雨時です

感和:声が届く  普段雨は降らないことを期待していますが、今年の6月は雨が少なかったですね。畑に水をやらないと野菜は枯れてしまう。そんな声が聞こえました。
 7月に入って本来の梅雨時の天気模様になっています。
 ご健康にご留意をなさってください。


アオーレ長岡のナカドマで

感和:声が届く  6月26日、長岡市手話サークル創立40周年記念金子みすゞコンサートで山?浩さん、沼田秀美さんの歌声をお聞きできました。手話サークルの佐藤和子さんは「手話は身体全体で思いを伝えるのです」とおっしゃいました。お二人の歌もまた金子みすゞさんの思いを身体全体で伝えようとされていました。深い感動をいただきました。
 ご縁とご縁が重なって前川保育園の園児も手話ソングを披露させてもらいました。子どもたちは大型スクリーンに映し出され、大勢のお客さんの前で元気よく歌いました。山?さん曰く、今や長岡では「私と小鳥と鈴と」はとてもポピュラーな歌になっているんですねと。「そうなんです!」と私。


こんなご縁もありました

感和:声が届く  新潟親鸞学会が6月6日新潟でありました。来年開催される「親鸞となむの大地展」プレイベントとして今井雅晴先生の講演会がありました。先生は、「そもそも、大師聖人源空(法然) もし流刑に処せられたまはずば、われまた配所におもむかんや。もしわれ配所におもむかずば、なにによりてか辺鄙(へんぴ)の群類を化せん。これなお師教の恩致なり」(御伝鈔)を引用されて、親鸞聖人が御流罪を田舎の民衆教化の「ご縁」と前向きに受けとめられたにちがいない、と述べられました。
 その日の帰り道でのことです。新潟駅で新幹線を待っていると私に近づいてこられる方がありました。「託念寺さんがなさっている日曜法座を私もやっています」と話しかけられました。7年前、この学会のシンポジウムで日曜法座のことを紹介させてもらったことがありました。私がやっていると言うよりは父が先代から引き継いで、それを私も何とか引き継いでやっていますとお話ししました。
 「私は当時住職になったばかりでどんな活動をすればいいかと考えていたところでした。毎週は大変なので月3回でやっています。人数は10名前後ですが、毎回欠かさずにお参りされる方が何人かおられます。もう200回を超えました。託念寺さんにお会いしたら感謝の気持ちをお伝えしたいと思っていました。」 
 嬉しかったです。新潟駅から三条燕駅まで夢中になって初対面のご住職さんと話しました。日曜法座の内容も流れも私どもと同じなのです。朝8時から約1時間、お勤め、法話、お茶タイムで構成されているそうです。仏光寺派のご寺院ですから普段のお付き合いはないのですが、お仲間ができた感激を共にしました。

 写真は翌日の新潟日報の記事です。


改めて「託念寺日曜法座」へのお誘い

感和:声が届く  どうぞお参りください。これまで託念寺にご縁のなかった方もどうぞ。朝のさわやかな空気の中で、仏さまに手を合わせましょう。ご持参いただくものは、お経本とお念珠そしてお持ちであれば門徒式章です。前川地区だけでなく車でいらしてくださる方もおられます。お茶タイムも楽しみだと言ってくださっています。現役でお仕事をなさっている方も大歓迎です。お仲間をつくりましょう。

 写真は6月13日午後7時27分空気が澄んでいて夕日がとてもきれいでした。日没時間も7時30分頃なのですね。


感話 声が届く (当院 鷲尾顕一)

感和:声が届く  先日インターネットニュースでこのような記事を見た;
 『猫が飼い主の声を聞き分けることが東京大学の実験で科学的に証明されました。』  これは一般家庭で飼われている猫を対象に、飼い主と他人が交互に名前を呼んでその反応を観察するというもの。その結果、飼い主が声をかけると猫は何らかの反応をみせ、明らかに人間の声を聞き分けているという事だった。
 猫を飼っている方ならこう思うだろう; 『そんなの当り前でしょ。』と。
 私の家でも13歳になる猫を飼っているが声はもちろんの事、足音ですら聞き分けている。そして鳴き方で何を求めているかもだいたいわかる。これは科学的な証明などないが、ほぼ間違いなくそうなのだ。
 科学的に証明されるというのは100%それが事実であるということだろう。だから科学的に証明された事は確かなもので、信じるに値すると無意識のうちに思ってしまうかもしれない。少なくとも現代の日本人はそういう確かなものを欲しているように思う。
 非科学的なものの代表格として挙げられるのが宗教である。どの宗教にも魂や死後の世界など、これからも科学的に証明できないであろうものが信仰の重要な要素となっている。多くのまともな宗教は、科学という概念が生まれるはるかに前から存在していたし、人はそれを信じ実践することで、今日までその思想を繋いできた。
 そして浄土真宗においては「南無阿弥陀仏」と称名することが教えの根幹となっているが、こちらの呼びかけに応えてくださっているであろう阿弥陀様の声は科学的には私たちの耳には聞こえない。だからといってそれは存在しないというわけではない。安らぎと共に確かに届いている。
 『阿弥陀様の声が聞こえる?』
 『当たり前でしょ』 こう胸をはって言えるように手を合わせていきたい。 合掌


 写真は我が家のトラコです。ちょっと肥満気味と言われていますが、それがかわいいところです。


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