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80号 今月の感話:よろこび三題  [ 平成23年8月6日 ]

暑中お見舞い申し上げます

80号 今月の感話:よろこび三題   今年は梅雨明けが早かったせいか大きな台風が過ぎ去ったあと、どことなく秋の気配を感じています。でもこれからが夏本番です。夏の行事とともにきっと暑さもまた勢力を取り戻すのでしょう。
 お盆には寺の墓地が1年に一度大賑わいになります。ご先祖を想う大切な日です。どうぞお参りください。いえちょっと訂正!近年は1年中いつもどこかのお墓でお花が供えられています。

7月31日 前日までの豪雨も上がり境内で早朝から草取りがありました。恵以真会の呼びかけでお盆前の行事にしていただいています。今年も大勢の方が参加くださいました。ありがとうございました。


長岡大空襲を追悼する鐘つき

80号 今月の感話:よろこび三題   8月1日は長岡が大空襲を受けた日でもあります。戦争終結直前に街は焼け野原になり、1400人以上の方々が大切ないのちを奪われました。朝8時と夜10時30分に長岡市内ご寺院の梵鐘が一斉に撞かれます。夜10時30分は大空襲が始まった時間です。追悼の花火もあがります。若い世代に語り継いでいきましょう。子どもたち、一緒に撞きませんか。

 実は大変お恥ずかしいことに朝8時の梵鐘は撞きましたが、大切な夜10時30分の鐘つきを失念しました。鐘つきに来られた方があったかもしれません。本当に申し訳ありませんでした。

 写真は8月2日の長岡大花火大会の三尺玉です。水梨付近のカセンドテで観賞しました。すごい迫力でした。


感話  よろこび三題

80号 今月の感話:よろこび三題   なでしこジャパンの世界一で日本中が盛り上がりました。午前3時からの実況中継は見ませんでしたが、アメリカに勝ったというニュースが流れると、テレビの前で何度もチャンネルをかえ、その歓喜のシーンを繰り返し見ました。活躍を誉め讃える新聞記事を探して読みました。私までもどうしてこんなにも嬉しく感じるのでしょうか。多くの人と喜びをともにする感情は心地よいものですね。


80号 今月の感話:よろこび三題   浄土真宗の保育(まことの保育)全国大会が本願寺で開催され、連れ合いと参加してきました。そのイベントとして上演された朗読劇「いのちのいろえんぴつ」で感動に浸りました。10歳で脳腫瘍を発症し、わずか11歳でいのちを終えた女の子の物語が御影堂の2千人のこころをつなぎました。悲しい出来事であったにもかかわらず、多くの人と一緒に感情が揺り動かされ胸が熱くなりました。これも心地よいものでした。朗読劇のDVD版を記念にいただきました。是非ともご紹介する機会をつくります。


80号 今月の感話:よろこび三題   最後はまた我が家のことで恐縮ですが、娘が3人目の子どもを無事に出産しました。私と娘のメールを公開します。親子で味わう喜びですが、これも仕合わせを感じました。
 私発信: 夏子どの 夕ご飯を食べ終えたとき豪さんより連絡が入りました。嬉しかったです。出産のために「入院した」と言うのかと思ったら「生まれた」というニュース。私たちが心配することなく喜びのニュースをくれるのですから大したものです。「安産」と聞くとそんなに苦労しないで産めるのかと一瞬思いました。お母さん曰く「出産はそんな楽なものじゃないよ」「私なんかこんな大変なことを女性は脈々と続けてきたのだと驚嘆したよ」「もう産む苦労はしたくないと思った」と。そうだよね。本当に大変だったね。妊娠掻痒症になったときだってあんなに苦しんだんだよね。結斗が「お母さんも泣くンじゃん」と言った話しを思い出しました。今日は少し気分が落ち込んでいたのですが、この報せで元気が取り戻せました。豪さんにも私の喜びを伝えてください。父より
 娘の返信: たくさんのお祝いとねぎらいの言葉をありがとうございました。照れます。妊娠中や陣痛、イキンでいるときは、確かに「もう勘弁してくれ!」「耐えられない!」と思うものです。どんなに安産でもやっぱり痛い!でも安産であることは本当にしあわせです。人によっては丸二日間陣痛で苦しむ人もいるし、帝王切開で産後長く苦しむ人もいます。難産であったがために赤ちゃんに障害が出てしまうことだってあるし、母体が危険にさらされることもあります。そのどれにも当てはまらずに「普通」にお産がすすむことが、どれほどありがたいことか!この身体を産んで育ててくれたお父さん、お母さんに、あらためて感謝する瞬間です。本当にありがとうございました。三人の子育てに、今後相当四苦八苦するとおもいますが(苦笑)、どうぞよろしくお願いします。夏子

 6月にあった初参式のとき、「一日に一回お子さんに向かって『あなたに遇えて嬉しいよ』と抱きしめてください」と挨拶しました。メールで送ってきてくれた孫の写真を見て「よくぞ我が家の一員になってくれた、嬉しいよ」と声静かに呼びかけました。
 孫との不思議な出遇い。このはたらきをしてくださる仏さまを私たちは「不可思議光如来」とお呼びしているのです。合掌


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