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第55号(感話:個性の輝き) [ 平成21年7月1日 ]

納骨堂だより 川上建設さん訪問

第55号(感話:個性の輝き)  梅雨入りが宣言されてから雨はあまり降っていませんが、確実に夏に近づいていて暑く感じます。
 6月11日(木) 納骨堂の建築をお願いしている川上建設さんの建築資材作業現場を訪問してきました。笠井建築設計事務所の中村さんと門徒総代の方々と。場所は栃尾の郊外で山に囲まれた静かなところでした。川上建設は仏閣、神社の建築を専門に行う「宮大工」さんです。納骨堂は決して大きな建物ではないのですが、使われる材木は託念寺納骨堂のために一つひとつ吟味して調達され、乾燥の期間を経て加工されます。最も太い柱や梁の部分はまだ乾燥途中でしたが、立派な素材が使われています。寺院建築独特のカーブを描く屋根は匠の技術が必要とされます。棟梁の川上さんに説明をいただき7月から始まる工事が楽しみに思えました。


ご新門さま御巡回

第55号(感話:個性の輝き) 6月23日(火) 本願寺ご新門様と新裏方様が新潟別院をお参りされました。ご新門様ご夫妻を300人を超える門信徒がお迎えし、集いでは元上組の参加者が積極的に意見を述べました。ご新門様はご自身の東京別院での体験から都市部での生活のありよう、若者の寺離れについて触れられ、今私たちにできることを訴えられました。ご新門様の願いをご自身の言葉で熱く語られました。懇親会では、次第に和んで笑顔で語らいをされる姿が印象に残りました。新裏方様には間近でお目にかかれたことでこれまでにない親近感を覚えました。退場されるときのにこやかな笑顔、思わず手を伸ばして握手をしてもらいたくなります。その雰囲気に誘われて手を伸ばされた方が身近にもおられました。「いい会でしたね」と異口同音に発せられたご縁でありました。



写真はご巡回と関係ありませんが、前島の水田です。


感話 個性の輝き

第55号(感話:個性の輝き)  もう随分前のことになりますが、朝日新聞の社説に「ぞうさん」の歌にまつわるエピソードが紹介されていました。6月1日という日付であったことを覚えています。まどみちおさん作詞のこの歌は知らない人がいません。子どものぞうさんがいろいろな動物たちと遊んでいました。あるとき象の鼻が長いことを他の動物がからかうように言いました。「なんでお前の鼻はそんなに長いんだよ、おかしいな」と。そして周りのみんなも同じようにからかい、はやし立てました。今で言ういじめのような状況でした。それなのにぞうさんはめげるどころか「ぼくのお母さんだって鼻が長いんだゾウ」と胸を張って言い返したのでした。「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ」 「ぞうさん ぞうさん だぁれが すきなの あのね かあさんが すきなのよ」の歌詞にそんな物語があったのかと嬉しくなりました。私は当時、障害児教育の領域で仕事をしていたので「みんなちがって みんないい」というメッセージとしてこの社説記事をさまざまな場で紹介していました。


第55号(感話:個性の輝き)  右の新聞切り抜きは平成21年6月25日付朝日新聞に載せられていたものです。思わず吹き出しそうになりました。坊やがスキンヘッドでないところが「ぞうさん物語」と違うところですが、家庭の和やかな笑い声が聞こえてきそうなお話しですね。
 同じように若くして頭髪の薄い同僚がかつての職場におりました。あるときそのことが話題になりました;
 鷲尾さんのご宗旨は「あるがまま」を説くのでしょう。私は「ないがまま」が「あるがまま」なんですよ。人一倍かがやくひたいの特性を調べようとテレビのリモコンをひたいに向けて発信したところ、電波が反射してテレビのチャンネルが変わりましたよ、と自慢気に冗談を言って笑いを提供してくれました。
 人にはそれぞれの特徴があります。内心では恥ずかしいと思っているものも少なからず持っています。そのひとつ一つが実は個性を作り上げているのです。
 本願寺では「ともに いのち かがやく 世界へ」というスローガンを掲げて基幹運動を進めています。「いのちの尊さにめざめる一人ひとりが、それぞれのちがいを尊重し、ともにかがやくことのできる社会」をめざしています。
 人(ひと)がかがやけるには自分を認めていくことです。自分を認められるようになるには他人(ひと)から受け入れられることが大切だと思います。合掌


恵以真会研修旅行

第55号(感話:個性の輝き) 6月7日(日)総勢27人の参加があり、今年も楽しい研修旅行になりました。今年は天地人が放映中でもあり、直江兼続ゆかりの地与板を中心に訪ねました。
最初は県立歴史博物館でした。初めて入りました。良かったです。写真は昭和38年豪雪の大型パネルです。リアルでした。


恵以真会研修旅行別院参拝

第55号(感話:個性の輝き) 研修旅行はお参り、お勤めが大事なのです。
みんなでしんじんのうたをお勤めした後、お内陣を背景に記念写真をとりました。別院の境内地にある与板歴史民族資料館は兼続関連の展示をしています。


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